「 ドイツ歌曲への誘い (いざない) 」 年間4回のサロン開催 13.Nov.2014
- 妻鳥 純子
- 2014年11月13日
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「ドイツ歌曲への誘い(いざない)」のタイトルで、年間4回のサロンを開催することになりました。 西条総合文化会館の主催、当会館のリハーサル室に於いて 妻鳥純子 歌とお話 「ドイツ歌曲への誘い」 2014年12月14日(日曜日) 18:00 (開場17:30) 西条総合文化会館リハーサル室 入場料 ¥2,000(30名、先着順) お問い合せ 西条総合文化会館 ℡ 0897-53-5500 第1回目 ・ドイツ歌曲について ・チロル音楽祭とバイロイト音楽祭で「ニーベルングの指輪」を聴いて ・ウィーンのシューベルトの生家を再び訪れて… 演奏曲目 Heidenröslein Gretchen am Spinnrade Der Lindenbaum
ピアノ 伊藤 郁

(詳細は、西条総合文化会館のHP をご覧ください。) http://www.sogobunka.com/
ここに至るまでの経過をたどります。 今年2014年6月14日(土)に西条総合文化会館に主催していただいて「妻鳥純子アルトリサル」を行いました。当会館の小ホールに、約260名のお客様にいらしていただきました。ピアニストは山崎茜様、トークに眞鍋和年様にご出演いただきました。
シューベルティアーデのようなサロンがここ西条にできることを願っているのですが、先ず、私は昨年3月までずっと東京に住んでいて故郷西条市でリサイタルをこの15年ほど開いていませんでしたので、少し名前を知っていただく為でもありました。
当日の演奏会の曲目として、やはりシューベルトの3つの歌曲集からの抜粋と、日本歌曲を選びました。ホールには、ヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファーの3台のピアノがあるのですが、前半にベーゼンドルファーを、後半にスタインウェイを使わせていただきました。休憩後 15分ほど眞鍋和年様にご登場願って、平成6年頃、西条総合文化会館が出来上がる少し前に、ピアノを搬入するときにご尽力なさったことなどお話しいただきました。その話をそれ以前に眞鍋様から伺っていたので、それでは改めてこの演奏会の場でそれぞれのピアノの特質の事等を皆様にお話ししていただこうと前半、後半と2台のピアノを使わせていただくことにしたのでした。私はトークの後、歌うことになっていましたので、少し話に参加するだけにしてもらいました。 プログラムの内容は次の通りです。 2014年 6月14日(土)18:00 妻鳥純子アルトリサイタル
Aus " Die schöne Müllerin " " 美しき水車小屋の娘 " より 1. Das Wandern 1. さすらい 2. Wohin? 2. どこへ? 3. Halt! 3. とまれ! 20. Des Baches Wiegenlied 20. 小川の子守歌
Aus " Die Winterreise " " 冬の旅 " より 1. Gute Nacht 1. おやすみ 5. Der Lindenbaum 5. 菩提樹 11. Frühlingstraum 11. 春の夢 13. Die Post 13. 郵便馬車 15. Die Krähe 15. カラス 24. Der Leiermann 24. 辻音楽師
Aus " Schwanengesang " " 白鳥の歌 " より 1. Liebesbotschat 1. 愛のたより 4. Ständchen 4. セレナーデ
休憩
真鍋和年&妻鳥純子 の トーク ・西条総合文化会館の Bösendorfer, Steinway&sons の ピアノのこと ・ドイツリートについて
日本の四季の歌 ・唄 山田耕筰 / 三木露風 ・たんぽぽ 中田喜直 / 三好達治 ・紫陽花 團伊玖磨 / 北山冬一郎 ・斑猫 橋本国彦 / 深尾須磨子 ・紅葉 岡野貞一 / 高野辰之 ・かやの木山 山田耕筰 / 北原白秋
R.Schumann ・Widmung 献呈 ・Mondnacht 月の夜 J.Brahms
・Sonntag 日曜日
・Wiegenlied 子守歌
このリサイタルの後、私は7月31日から20日まで、チロル音楽祭とバイロイト音楽祭に行くことになっていましたので、栄養補給の積りでしたが、Wien、 Salzburg、 Bayreuth で音楽を聴く修行のような生活をしてきました。 旅の後、西条総合文化会館統括館長の烏谷照雄様、高校の同窓生の眞鍋和年様と私の3人で話し合って、「ともかくそれぞれに色々と思案があるのだけれど、先ずは一度始めてみましょう……」というところから始まりました。 今現在私は、音大を卒業なさった方、教職を定年退職された方々にドイツ歌曲などお教えしています。そして少しではありますが、あるコーラスグループにお教えさせていただいています。この講演の準備で、今までの音楽経験を振り返る機会を得ることができまして、又、さらに勉強する機会を得ることができることを感謝いたしますと共に、音楽大学受験を希望されている方など後進の指導をしてゆきたいと考えています。私個人としては、F.Schubert の Die schöne Müllerinの音楽に心を惹かれ、勉強しています。又、長年学び、読み続けてきた発声法の本の訳も何とかして形にしたいと思っています。 (13.11.2014)
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