伊方原発再稼働について思うこと 18.Nov .2015
- 妻鳥 純子
- 2015年11月18日
- 読了時間: 3分
私は、何をすればよいのだろうか。10月26日、朝のNHKニュースで、「伊方原発」の再稼働を知事が同意した、というニュースを聞いた。又、朝早くのニュースで、・・・・東京電力福島第一原子力発電所で3年越しで建設が進められてきた「遮水壁」と呼ばれる設備が、26日にも完成する見通しです。汚染された地下水が海に流れ出すのを抑えるため、護岸を鉄の壁で完全に囲うもので、事故から4年半余りたって汚染水対策は大きな節目を迎えることになる・・・・といったようなことを耳にした。 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/NuclearAccident/ によると 9月1日にIAEA最終報告書が出されているそうだ。「国際原子力機関は東京電力福島第一原子力発電所の事故の最終報告書を公表し、事故の主要な要因として「日本に原発が安全だという思い込みがあり備えが不十分だった」と指摘したうえ、安全基準を定期的に再検討する必要があると提言した。・・・・とある。 このような状況の中で、いままで日本で停めていた原発を再稼働するとは、どういうことなのだろうか。・・・・・私は、昨年夏にザルツブルグに行ったときに見た記念碑を、憧憬を抱きながら思い出している。そこには下記の言葉が書かれている。
Der Zaun des Anstoßes Erfolgreicher Widerstand gegen den "Atomstaat"1985-1989 grenzüberschreitend-parteiübergreifend-bürgerinitiativ Stop der Atommüllaufbereitungsanlage Wackersdorf(WAA) in Bayern(D) Den mündigen Bürgerinnen und Bürgern, altiven Politikern, Persönlichkeiten von Robert Jungk bis Erzbishof Karl Berg und Dem "Unbekannten Chaoten" gewidmet Salzburger Plattform gegen Atomgefahren (PLAGE)
衝撃への垣 "原子力保有国"1985-1989への反対運動の成功 国境を越えてー政党を問わずー国民の率先―Bayern(D)Wackersdorf(WAA) 原子力廃棄物の再加工施設計画を止めよう。 国民、政治家、Robert Jungk ,Karl Berg司教、そして"unbekannten Chaoten"の理念に捧げる。 原子力危機に反対するSalzburger Plattform(PLAGE) (Xeniadis-Kazuko 訳)
(ウィキペディア より Der Zaun des Anstoßes の説明文) Die PLAGE wurde am 20. Mai 1986, kurz nach der Katastrophe von Tschernobyl (26. April 1986), als Salzburger Plattform gegen die Wiederaufbereitungsanlage Wackersdorf gegründet. Bis 1987 wurden 120.000 Salzburger Unterschriften gegen die Wiederaufarbeitungsanlage gesammelt (insgesamt knapp 900.000 Einwendungen, davon aus österreich 453.000). Im Frühjahr 1989 fiel die Entscheidung, dass die Wiederaufbereitungsanlage nicht gebaut wird. Nach dem WAA-Aus 1989 wurde die Plattform umbenannt in Plattform gegen Atomgefahren
PLAGEはチェルノビルの脅威(26.4.'986)の後、ザルツブルグのPlattformとしてWackersdorfの再加工施設建築に反対して1986年5月20日に立ち上がった。1987年までにこの再加工施設に反対してザルツブルグの12万人の住人が署名した。 (オーストリアでは45万3千人、90万人が反対運動に参加した)1989年初頭にこの再加工施設建築が成されないことが決定した。 1989年WAA(Wackersdorf)建設廃止により、新たに'原子力の危機に反対する(PLAGE)'と改称した。 (Xeniadis-Kazuko 訳)
私の友人が、オーストリアの首都ウィーンに住んでいる。もう40年余りになるという。 彼女は昨年9月頃から自身のブログ「クセニアディス和子のブログ」で沢山の意見を書いている。親しい友人に彼女のブログを紹介している。「クセニアディス和子のブログ」の10月22日に「私の祖国、日本へ(42)」の中で「伊方原発、誰のための再稼働」を書いている。
私は愛媛県西条市に住んでいる。原発再稼働には絶対に反対である。彼女は、西条市に遊びに来てくれ、一緒に車で今治に行く途中にある、しまなみ海道、国立公園内にある[大潮荘レストラン]に行った。瀬戸内海を望み、食事をしながら、美しい島々を眺めることがあった。彼女は心からこよなく愛媛を愛してくれている。海のないウィーンに住んでいるとそうなるかもしれない。よくデンマークに行って海を眺めているようである…‥海を見つめる彼女は、本当に嬉しそうである。海が好きなだけでなく、愛媛の海産物、野菜、蜜柑類をこよなく愛している。先日極早生蜜柑を東京のホテルに送ったら毎日5~10個召し上がったという。ゴーヤの干したもの、切り干し大根などを宝物のようにして荷物に詰めているらしい。クセニアディス和子さんの不断の資料の集め方をはじめ、記事を書く彼女の意気込みに強烈な生きる力を感じる。私の文章能力ではこのように書くことはできないが、常に読んでいる。そして、教えられ、共感を抱いている。是非お読みいただきたいと願う。
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